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• 20 ms 未満 - 一般的には、レイテンシが 20 ms よりも低ければ問題はありません。
• 20 ms~50 ms - 平均レイテンシの値が継続的に 20 ms~50 ms の場合、より注意してモニタする必要があります。作業負荷を減らすか、負荷に耐えられるようストレージリソースを追加します。
• 51 ms~80 ms - 平均レイテンシの値が継続的に 51 ms~80 ms の場合、より注意してモニタする必要があります。アプリケーションに問題が発生しており、遅延が顕著に生じている可能性があります。作業負荷を減らすか、負荷に耐えられるようストレージリソースを追加します。
• 80 ms を上回る - 平均レイテンシの値が継続的に 80 ms を上回る場合、特にこの状態が長期間続く場合には、問題が発生していることを 表しています。レイテンシが 100 ms を超えると、たいていの企業アプリケーションにおいて問題が発生します。作業負荷を減らすか、負荷に耐えられるようストレージリソースを追加してください。
応答時間(I/O応答時間、もしくはI/Oレスポンスタイム)は、1つの仕事を処理する速さを指します。
具体的には、OSがI/O命令を発行してから、要求したデータがメモリー領域に格納されるまでの時間(リード)です。
もしくは、メモリー上のデータが、ストレージに格納されたことを確認するまでの時間(ライト)になります。
応答時間とスループット(IOPS)の関係ですが、必ずしも「スループットが高い=応答時間が短い」とはなりません。
例えば、処理の多重度を上げてスループットの向上を図っている場合、応答時間は必ずしも短くなるとは限りません。
大げさに言えば、100万IOPSをこなすストレージだが1IOの応答時間に1秒かかるといったストレージではIOPSのみ見るとすばらしく思えるが、応答時間(レスポンスタイム)が遅すぎて使い物になりません。
通常(2009年現時点のディスク技術)、応答時間(レスポンスタイム)は10~15ミリ秒以下ならば問題ないといえます。
応答時間の遅延は、処理待ち時間の伸びとして表されます。
ストレージ筐体内では「I/O応答時間の伸び」として、サーバー上では「I/O待ち時間」として表されます。
ちなみに、サーバーOSでは「I/O応答時間=I/O待ち時間+I/O処理時間」で、ストレージでは「I/O応答時間=I/O処理時間」になります。
処理や転送の際にかかる一回毎の遅延時間
一回の処理でどのぐらいのデータを送ったりできるか
いっぱい送り過ぎると、レイテンシが高くなってしまう。
連続して大量のデータを処理する場合は、スループットの性能が処理速度に深く関係する。
一方で、双方向的に短いデータを取り扱い、応答を待ってやり取りするようなもの(通話やゲームなど)においては、スループットよりもレイテンシが処理速度に深く関係する