====== 04 TCPwrapper ======
inetd(スーパーデーモン)から起動されるデーモンのアクセス制御ができちゃう優れもんである。tcpdでトータル的に管理ができ非常に優れたセキュリティツールである。 最近のFreeBSDではデフォルトでインストールされている。
===== 環境 =====
===== TCPWrapperでアクセス制限をかけるには =====
例えば、Proftpdのin.proftpdようにデーモンディレクトリに無いモジュールについては、tcpdで一括制御できない。したがって、/usr/libexecにin.proftpdを移動してデーモンディレクトリから起動してラッパーの制御を行う。
# mv /usr/local/sbin/in.proftpd /usr/libexec
===== /etc/inetd.conf =====
=== tcpdで一括制御 ===
telnet stream tcp nowait root /usr/libexec/tcpd in.telnetd
=== デーモンディレクトリを指定して制御 ===
ftp stream tcp nowait root /usr/libexec/in.proftpd in.proftpd
===== /etc/hosts.allow =====
ALL : 127.0.0.1 : allow ローカルホストからのアクセスは全て許可
ALL : 192.168.1. : allow 家庭内LANからのtelnetは全て許可
in.proftpd : ALL : allow ftp接続は全て許可
ALL : ALL : deny 残りは全て拒否
===== 確認コマンド =====
# /usr/sbin/tcpdchk
# tcpdmatch ssh localhost
===== inetdの再起動 =====
# kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`
{{tag>FreeBSD:net}}