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====== 03 自動で定義済みの定数 ======

自動的に定義される定数（マジカル定数）が 8 つあります。

^  名前  ^  説明  ^
|  <nowiki>__LINE__</nowiki>  |ファイル上の現在の行番号。|
|  <nowiki>__FILE__</nowiki>  |ファイルのフルパスとファイル名 (シンボリックリンクを解決した後のもの)。 \\  インクルードされるファイルの中で使用された場合、インクルードされるファイルの名前が返されます。|
|  <nowiki>__DIR__</nowiki>  |そのファイルの存在するディレクトリ。 \\ include の中で使用すると、 インクルードされるファイルの存在するディレクトリを返します。 \\ つまり、これは dirname(__FILE__) と同じ意味です。 \\ ルートディレクトリである場合を除き、ディレクトリ名の末尾にスラッシュはつきません。|
|  <nowiki>__FUNCTION__</nowiki>  |関数名。|
|  <nowiki>__CLASS__</nowiki>  |クラス名。 \\ クラス名には、そのクラスが宣言されている名前空間も含みます (例 Foo\Bar)。 PHP 5.4 以降では、__CLASS__ がトレイトでも使えることに注意しましょう。トレイトのメソッド内で __CLASS__ を使うと、そのトレイトを use しているクラスの名前を返します。|
|  <nowiki>__TRAIT__</nowiki>  |トレイト名 トレイト名には、宣言された名前空間も含みます (例 Foo\Bar)。|
|  <nowiki>__METHOD__</nowiki>  |クラスのメソッド名。|
|  <nowiki>__NAMESPACE__</nowiki>  |現在の名前空間の名前|

[[http://php.net/manual/ja/language.constants.predefined.php|自動で定義済みの定数]]



===== 例1. =====

<code>
<?php //test_01.php

echo "__LINE__ -> ".__LINE__."\n";
echo "__FILE__ -> ".__FILE__."\n";
echo "__DIR__ -> ".__DIR__."\n";
echo test_function();

function test_function(){
	$res = '';
	$res .= "__FUNCTION__ -> ".__FUNCTION__."\n";
	return $res;
}
?>
</code>

<code console>
$ php test_01.php 
__LINE__ -> 3
__FILE__ -> /home/matsui/test.php
__DIR__ -> /home/matsui
__FUNCTION__ -> test_function
</code>

===== 例2. =====
<code>
<?php //test_02.php

namespace My\Space;

$class = new TestClass;

$class->test_mess_01();
$class->test_mess_02();
$class->test_mess_03();

class TestClass {
 
  function test_mess_01() {
	echo "__CLASS__ -> ".__CLASS__."\n";
  }
  function test_mess_02() {
	echo "__METHOD__ -> ".__METHOD__."\n";
  }
  function test_mess_03() {
	echo "__NAMESPACE__ -> ".__NAMESPACE__."\n";
  }
}
</code>

<code console>
$ php test_02.php 
__CLASS__ -> My\Space\TestClass
__METHOD__ -> My\Space\TestClass::test_mess_02
__NAMESPACE__ -> My\Space
</code>

{{tag> php:syntax}}
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